こんにちは。後悔しない家選びのツボ、運営者の「yuji」です。 最近、ネットやSNSで「持ち家はデメリットだらけ」という極端な意見を目にすることが増えました。
将来の維持費やマンションの積立金、あるいは独身での購入に対する不安を抱える人は多いです。 特に老後の住まいをどう確保すべきか、戸建てと賃貸どちらが賢いのか、税金や後悔のリスクを考えると夜も眠れないという方もいらっしゃるかと思います。
この記事では、そんな「持ち家はデメリットだらけ」という言葉の裏に隠された真実を、客観的なデータと私の知見から徹底的に深掘りしていきます。
読み終える頃には、巷の極端な意見に惑わされず、自分にとって最適な住まいの形がはっきりと見えてくるはずですよ。
なお本記事の最後の最後に、家づくりに関する有益な情報を記載していますので、ぜひ覗いてみてください。
本記事の内容
- 持ち家が「資産」ではなく「負債」になりやすい構造の理解
- 戸建てとマンションそれぞれが抱える金銭的リスク
- 賃貸とのコスト比較に隠された「見えない支出」
- 後悔をゼロにするための、2026年以降の最新補助金や判断基準
持ち家はデメリットだらけと言われる背景

かつての日本には、家を買えば価値が上がり続けるという「土地神話」がありました。 しかし、人口が減り続ける今の時代、その前提は完全に崩れ去っています。ここでは、なぜ多くの人が「デメリットだらけ」と感じるようになったのか、その経済的な深層心理に迫ります。
持ち家にメリットはないと感じる理由

多くの人が「持ち家にメリットはない」と感じる最大の理由は、住宅の資産価値が維持できない日本の市場構造にあります。 日本の木造住宅の法定耐用年数は22年ですが、現実の不動産市場でも築20年を超えると建物価格はほぼゼロと査定されるのが一般的。
35年という長い年月をかけてローンを完済したとき、手元に残るのは「古びた家と、二束三文の土地」だけというケースも珍しくありません。
また、人生の流動性が高まっている現代において、数千万円の負債を背負い「場所に縛られる」こと自体が大きなリスクとして意識されています。 転職や家族の介護、あるいは近隣トラブルが発生した際、賃貸なら引っ越せば済みますが、持ち家はそう簡単に手放せません。
売ろうにもローン残債が売却価格を上回る「オーバーローン」状態であれば、差額を現金で用意しない限り売却すら不可能なのです。
このような「資産価値の下落」と「移動の不自由さ」が、現代の合理的な考え方を持つ人々にとって、持ち家を「デメリットの塊」に見せている要因と言えます。
夢のマイホームという言葉が、いつの間にか「人生を拘束する鎖」のように感じられてしまうのは、非常に悲しいことですね。
持ち家のデメリット「お金」
「家賃を払うのはもったいない」という言葉の裏には、持ち家特有の「終わりのない固定費」が隠されています。 まず忘れてはならないのが、国や自治体に支払う固定資産税と都市計画税という名の「場所代」。
これは所有している限り一生続く支払いで、都市部の一般的な一戸建てでも年間10万〜15万円程度の負担は覚悟しなければなりません。
さらに深刻なのがメンテナンス費用。 屋根や外壁の塗装、シロアリ対策、給湯器の交換など、10年から15年周期で100万円単位の支出が波のように押し寄せてきます。
賃貸であればこれらの修繕費はすべてオーナー負担ですが、持ち家はすべて自己責任。これに加えて火災保険や地震保険の更新費用も加算されるため、実質的な月々の住居コストはローン返済額より2〜3万円は高くなると考えるのが現実的でしょう。
また、2025年からは税制の締め付けも厳しくなり、放置された空き家に対する増税措置なども強化されます。 (出典:国土交通省「令和5年度マンション総合調査」) こうした税金や維持費の負担が、老後の年金生活を圧迫する「持ち家貧乏」の原因となっているのです。
最終的な税務上の判断は、必ず税理士などの専門家にご相談ください。
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戸建てのデメリット

一軒家を持つということは、その土地と建物に関するすべての責任をひとりで背負うことを意味します。 マンションのように管理会社が掃除をしてくれるわけでも、共用部の電球を替えてくれるわけでもありません。
庭の雑草抜きから、排水溝の掃除、不審者対策のセキュリティーまで、すべてを自分たちで管理し続ける労力は、想像以上に重いものです。
特に物理的な劣化は、ある日突然牙を向きます。 給湯器が真冬に壊れたり、台風で屋根瓦が飛んだりした際、すぐに数十万円の現金を用意して業者を手配しなければなりません。
こうした突発的なトラブルへの対応力と経済的な余裕がない場合、戸建て維持は「苦行」へと変わってしまいます。
土地についても、境界線をめぐるトラブルや近隣住民との相性など、個人の努力では解決できない問題が付いて回ります。 また、将来的にそのエリアが過疎化し、バス便が廃止されるなどのインフラ劣化が起きたとしても、そこに住み続けるしかありません。
土地を所有するということは、その場所の将来と一蓮托生になるという「重い覚悟」が必要な選択なのです。
マンションのデメリット

マンション購入を検討する際、多くの人が「管理が楽だから」という理由を挙げますが、そこには特有の罠が存在します。 マンションは「区分所有」という形態をとるため、自分の部屋の中以外はすべて住民同士の共同所有物。
リフォーム一つとっても管理組合の規約に縛られ、床材の防音性能や工事の時間帯まで細かく制限されることが多々あります。
何より恐ろしいのは、管理費と修繕積立金の「際限のない値上がり」です。 特に昨今の建築資材の高騰により、当初の計画以上に積立金が不足するマンションが急増しています。
住宅ローンを35年かけて完済した後も、管理費と積立金だけで毎月5万円以上を支払い続けるタワーマンションも珍しくありません。
マンション所有者が直面する修繕の闇
| 項目 | リスクの具体例 |
|---|---|
| 修繕積立金の増額 | 築10〜15年で当初の2〜3倍に跳ね上がるケースが多い |
| 一時金の徴収 | 大規模修繕時に1戸あたり数十万〜百万円の請求が来る可能性 |
| 管理不全 | 高齢化で管理組合が機能せず、スラム化するリスク |
自分の意思だけでは修繕の時期も費用も決められないため、経済的なコントロールが非常に難しいのがマンションの宿命と言えますね。
賃貸と持ち家で1300万円の差は本当に出る?
不動産会社の広告でよく見かける「賃貸より持ち家の方が1300万円もお得!」というシミュレーション。 実はこれ、持ち家側に都合の良いデータばかりが使われているケースがほとんどです。
多くの比較では、持ち家の「固定資産税」や「35年分の修繕費」、そして「火災保険料」などが計算から抜け落ちています。
例えば、30年間の維持費をシミュレーションしてみると、戸建ての場合は外壁塗装2回(約240万円)、住宅設備の交換(約150万円)、シロアリ対策(約60万円)、固定資産税(約300万円)と、あっという間に1,000万円近い出費が積み重なります。
対する賃貸は、これらすべてが家賃に含まれているため、突発的な大出費のリスクが極めて低いのが特徴です。
また、住宅ローンの利息負担も忘れてはなりません。 3,000万円を金利1%で35年借りれば、利息だけで約550万円を銀行に支払うことになります。
結局のところ、最終的な「お得度」は物件の売却価格がいくらになるかにすべてかかっており、今の不透明な市場で「必ず得をする」と断言することは、専門家であっても不可能です。
コスト比較の落とし穴
生涯コストで比較する際は、「売却時の想定価格」と「35年分のメンテナンス費用」を必ず算入してください。これを忘れると、老後にキャッシュフローが枯渇するリスクが高まります。
こちらの記事【家賃を払うのがもったいない】出費を抑えてモヤモヤを解消させる方法とはでも詳しく解説していますが、目先の損得だけで判断するのは非常に危険ですよ。
持ち家はデメリットだらけの不安を解消する購入の判断

ここまで厳しい現実をお話ししてきましたが、それでも家を買って幸せになっている人はたくさんいます。 大切なのは、デメリットを「消す」ことではなく、リスクを正しく「理解して対策する」こと。後悔を避けるためのポジティブな判断軸を見ていきましょう。
それでも持ち家のメリットはある

持ち家には、金銭的な損得勘定を超えた「精神的な豊かさ」という強力なメリットが存在します。 まず、老後に家を借りられなくなるリスクを排除できる安心感は何物にも代えがたいものです。
高齢者への賃貸入居が徐々に緩和されているとはいえ、自分の持ち城があれば、誰に気兼ねすることなく一生を過ごす場所が保証されます。
また、空間の自由度も大きな魅力です。 DIYで壁を自分好みの色に塗ったり、大きな犬と暮らしたり、庭で家庭菜園を楽しんだり。こうした「自分らしい暮らし」を実現するためのベースキャンプとして考えれば、持ち家は最高の自己投資になります。
デメリットだらけと言われないためには、「売れる家」を選ぶことが絶対条件。 具体的には、主要駅から徒歩10分圏内、災害リスクが低い立地、そしてZEH(ゼッチ)基準を満たすような高い断熱性能を持つ家ですね。
こうした条件を満たせば、万が一の際にも資産として機能し、家族の生活を守るセーフティーネットになってくれます。
持ち家で後悔しやすい人の共通点

「こんなはずじゃなかった」と後悔する人には、明確な共通点があります。 それは、物件選びの基準を「今の自分」だけで決めてしまっていること。
例えば、子供が小さいときに合わせて郊外の広い家を買ったものの、子供が独立した後に夫婦二人には広すぎて管理が負担になり、売ろうにも買い手がつかない……といったケースですね。
また、住宅ローンの返済を「今の給料」の限界まで組んでしまう人も非常に危険です。 人生には病気、失業、あるいは教育費の増大など、予測できない支出が必ず発生します。
手元に現金を残さず、すべての資産を不動産という「換金しにくいもの」に変えてしまうと、生活の質は著しく低下してしまいます。さらに、「みんな買っているから」「年齢的にそろそろ」といった、同調圧力や世間体で決断する人も後悔しがち。
家は一生の買い物ですから、他人の価値観ではなく、自分たちが本当にその場所で、そのローンを背負って笑って暮らせるかを真剣に問い直す必要があります。
注文住宅と建売
家を建てる際、注文住宅か建売住宅かで悩む方は多いでしょう。 注文住宅は夢が広がりますが、その分コストも跳ね上がり、打ち合わせの労力も膨大です。
一方で建売住宅はリーズナブルですが、目に見えない構造部分や断熱性能が最低限の基準で、住んでから「冬が寒すぎる」といった不満が出ることも。
重要なのは、見た目のデザインではなく「家の基本性能」を見極めることです。 最近の注文住宅では、大手ハウスメーカーだけでなく、高い施工技術を持つ地元の工務店もZEH基準などの高性能な家を提供しています。
断熱性や耐震性が高い家は、初期費用こそ高いものの、将来の光熱費やメンテナンス費を大幅に抑えてくれる「長期的に得な選択」になります。
信頼できるメーカーを選ぶには、完成見学会だけでなく「構造見学会」に足を運ぶのが一番です。 現場が整理整頓されているか、職人さんが丁寧に仕事をしているか。こうした細かなチェックが、将来の欠陥住宅リスクを回避する唯一の方法と言っても過言ではありません。
具体的な予算感については【新築一戸建ての費用はどのくらい?】合理的に使って理想の家を建てる知恵も参考にしてみてください。
失敗しない判断軸

不動産購入の成否は、契約する前までにどれだけ準備をしたかで8割決まります。 まずは国の補助金制度(子育てエコホーム支援事業など)を徹底的にリサーチしましょう。
これらを利用するだけで100万円単位の負担軽減になることもありますが、予算には上限があるため、タイミングが非常に重要です。
また、資金計画は「35年間のキャッシュフロー表」を作成してシミュレーションすることをおすすめします。 教育費のピークや老後の修繕費をあらかじめ可視化しておくことで、無理のないローン返済額が見えてきます。
さらに、検討しているメーカーがあれば、実際にその家を建てた「オーナー紹介制度」を活用できないか確認してみてください。営業担当からは聞けない「リアルな不満点」や「住み心地」を知る貴重な機会になります。
住宅ローン控除などの税制優遇は、制度が変わることが多いため、常に最新情報を追う必要があります。 自分たちだけで判断せず、FP(ファイナンシャルプランナー)などのセカンドオピニオンを受けることで、盲点だったリスクに気づけるかもしれません。
正確な制度内容や申請方法は、必ず各自治体や公式サイトで最終確認を行ってくださいね。
持ち家が向いている人と賃貸が向いている人

結局のところ、持ち家が「デメリットだらけ」になるかどうかは、その人の生き方次第です。 持ち家に向いているのは、住まいを自己表現の場と考え、メンテナンスの手間も楽しめる人。
そして何より、長期的に安定した収入が見込め、一つの場所に根を下ろすことに喜びを感じる「定住型」の人です。
反対に、賃貸が向いているのは、キャリアアップのために柔軟に住む場所を変えたい人や、金銭的な不確実性を極限まで排除したい「合理主義型」の人。
賃貸なら、もし隣に変な人が引っ越してきても、翌月には引っ越せます。この「逃げる自由」にどれほどの価値を感じるかが、一つの大きな分岐点になりますね。
あなたはどっち派?簡易診断
- 持ち家派:DIYが好き、ペットを飼いたい、老後の住居費を現役中に確定させたい、高性能な家に住みたい。
- 賃貸派:身軽でいたい、メンテナンスが面倒、投資効率を優先したい、隣人トラブルが怖い。
老後のリスクが心配な方は、こちらの記事【一生賃貸の老後は悲惨?】貯金額やリスクを考え持ち家を勧める理由で、より具体的な対策をまとめています。ぜひ併せて読んでみてください。
まとめ:持ち家はデメリットだらけ?最適な住まいを選ぶには
「持ち家はデメリットだらけ」という言葉は、思考停止で家を買うことへの強力な警告です。 今の日本で家を持つということは、それなりのリスクを背負い、コストを払い続ける覚悟が必要。
しかし、そのリスクを一つずつ丁寧に潰していけば、家はあなたと家族を守る世界でたった一つの安らぎの場になります。
一番やってはいけないのは、リスクに怯えて判断を先送りにし、何の対策もせずに年を重ねることです。 賃貸を貫くなら徹底的な資産運用を、持ち家を選ぶなら徹底的な物件調査と資金計画を。
この記事が、あなたが「自信を持って一歩を踏み出す」ための助けになれば、これほど嬉しいことはありません。
最後に繰り返しますが、不動産は非常に個別性が高いものです。 ネットの一般論だけでなく、信頼できるパートナーや専門家の意見を聞きながら、あなたにとっての「100点満点の正解」ではなく「後悔のない納得の選択」を目指してください。
あなたの住まい選びが、素晴らしいものになることを心から応援しています。
後悔しないための最終チェックリスト
- その物件は、10年後、20年後も「誰かが借りたい、買いたい」と思う立地ですか?
- 住宅ローンの返済以外に、月々3万円程度の維持費を貯金できる余裕はありますか?
- 補助金や紹介制度を最大限活用して、初期コストを抑える工夫をしましたか?
- 家族の成長や将来の変化を、柔軟に受け入れられる間取りや計画になっていますか?
注文住宅を賢く手に入れたいなら
追記:
ハウスメーカーの中には、独自の紹介制度を設けているところがあります。建築済みのオーナーさんからの「紹介」という強力なプッシュが期待できる制度。割引やオプション特典を受けられるので利用しない手はありません。
最大手の積水ハウスにもオーナー紹介制度があり、多くの人がその恩恵に預かっています。私は積水のユーザーではないので、直接紹介はできないのですが、仕事上付き合いのあるオーナー(北川さん)にお繋ぎすることができます。
当然ながら、お繋ぎしたからと言って何かをしなければいけないとか、何らかの費用が発生するとかは一切ありませんのでご安心を。
家づくりの参考になりますので、良ければ一度覗いてみてください。紹介コードを問われたら、QQ2046と入力ください。
